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親ガチャ

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最近話題の「親ガチャ」というのをご存じでしょうか?

 

ガチャというのはいわゆるカプセルトイのことで、関東では「ガチャガチャ」、関西では「ガチャポン」と呼ぶ人が多いと思います。

時代、地域、商品名によって呼び方が色々あるようです。

バンダイの商品名は「ガシャポンマシン」ですね。

 

 

 

ですが、ニュアンスとしてはネットゲーム(ソーシャルゲーム)の「ガチャ」の方が近いかと思います。

ゲーム内のキャラクター、衣装、装備、武器などを入手する方法の1つで、一般的には課金してガチャを回します。

景品に何が出るかは確率によって決まっていて、希望のアイテムが欲しいとか、全アイテムをコンプリートしたいと思ったらかなりの金額を課金しなければなりません。

無課金プレイヤーでも最初の1回~数回は無料で引けるようになっていますが、目当てのものが簡単に引けるような確率設定ではないと思います。

 

親ガチャ

 

子どもの立場から見て、”親は選べない”、”どんな親から生まれるかは運次第”、”親のスペックで人生に大きな差が出る”などの理由からゲームになぞらえて「親ガチャ」などと言われています。

 

そんなの本人の努力次第では?という意見もあると思いますが、その「本人の努力」にもある程度の課金が必要なので、最初からその資金を持っていないと不利だということなのでしょう。

 

 

子ガチャ

 

自分の境遇を親のせいにする人はまだ自分が親になっていないからわからないのかもしれません。

いざ自分が親になってみると、”子は選べない”、”どんな子に育つかは運次第”などという理由で「子ガチャ」と呼ぶのかもしれません。

 

子どもがどう育つかも親次第では?という意見もあると思いますが、子育ても課金ゲームなのでやはり資金力がものを言います。

結局は自分の「親ガチャの」次第だという考え方なのでしょう。

 

 

課金ゲーム

 

ネット上の無料ゲームの多くは課金システムが存在し、広告収入と課金によって運営されています。

主な課金としては、

・プレイをするために課金

・ガチャのために課金

・その他ゲームを有利に進めるための課金

などがあります。

 

一般的な無料ゲームはプレイに回数制限があります。

よくあるのが1ゲームをプレイする毎にライフなどを1つ消費するシステムですね。

で、10~15分でライフが一つ回復し、最大5個まで貯められたりします。

つまり、1時間くらい待てば満タンになるということですね。

1ゲームは1~2分で終わってしまうので、連続5回やると1回分ライフが回復するかどうかという時間になります。

連続5回くらいというのが絶妙なタイミングで、調子が乗ってきてもう少しやりたいと思わせる時間なのです。

ですが、ライフが無くなったらプレイできないので、どうしても続けたい人は課金するという仕組み(罠)なのです。

 

ゲームで使うアイテムというのも存在します。

アイテムを使うとゲームが有利に進められたりします。

初期状態で各種1個くらいずつ持ってスタートするのですが、追加で欲しければ課金またはガチャが必要になります。

 

ゲームを進めるとポイントやコインが溜まります。

それを使ってガチャが出来るという仕組みです。

ガチャで得られるのはゲームで使用するキャラクター、その着替え(装備)、武器、アイテムなどで、それらを手に入れることでゲームが有利に進められたり、満足感が得られたりします。

 

ガチャで出現するアイテムにはランクがあり、ノーマル、レア、スーパーレアなど区分があります。

それぞれに出現確率が決まっていて、当然スーパーレアなどは滅多に出てきません。

いろいろと法改正(景品表示法)などがあって、提供割合の表示とか、コンプガチャ(コンプリートすると特典が得られる)の禁止などのルールが設けられました。

 

最近のオンライン対戦ゲームでは、ガチャによって得られる装飾や装備は戦闘能力に一切影響しないといったシステムになってきています。

 

 

 

中学受験ガチャ(提供割合)

 

”中学受験は「ガチャ」である”と考える人のために、提供割合を計算してみました。

 

近畿圏の学年人口:約18万人を基に計算

 

【レア】

 

近畿圏の中学受験人口は約1万8千人で全体の約10%です。

つまり中学受験をする人がレアな存在と言ってもいいと思います。

そこで、中学受験をする選択をした時点で「レア」を引いたと考えていいと思います。

 

中学受験のために塾に通わせてくれる親は「レア親」、塾に通う生徒は「レア子」ですね。

 

【スーパーレア】 

 

中学受験をする人の多くが行きたいと願うのが最難関校です。

近畿圏のいわゆる最難関校の定員は男女合わせて約3000人程度。

(合格者数は重複するので定員数で計算)

近畿圏の学年人口比で約1.67%です。

レアと比較すると約16.67%で、偏差値に換算すると60くらいになります。

(全受験生の平均を50とした場合)

 

【ウルトラスーパーレア】

 

灘中、洛南女子・西大和女子レベルですね。

合計で300人くらいなので、近畿圏の学年人口比率で約0.16%になります。

レアの約1.67%、スーパーレアの10%に相当します。

偏差値に換算すると70台後半になります。

(全受験生の平均を50とした場合)

 

 

レアを引くためにすでにみんな課金をしているわけですが、そこから先のスーパーレアとかを引こうと思ったらさらに課金しないと無理ゲーな気がしますね。

そんな課金によって塾業界および私立中学校が成り立っているといっても過言ではないと思います。

 

 

課金ゲームの戦い方

 

〇 無課金プレイヤー

 

基本プレイ料金以外のガチャ等に一切課金せずにプレイする人達を無課金プレイヤーと呼ぶことにします。

オンライン無料ゲームにおいては一切課金しない人たちですね。

装備は初期設定の村人仕様からのスタートで、無料で出来るガチャ以外は一切出来ません。

運よくアイテムをゲットするか、ひたすらプレイを続けて自力でアイテムやコインを勝ち取っていきます。

連続プレーは時間制限が掛かるので、タイマーなどを使用してライフが満タンになるタイミングをはかり、その時間毎にプレイを続けます。

イベント等をクリアするためには夜中も1時間毎に起きてひたすらプレーを続けます。

 

ハロウィンイベントで貰った装備をとりあえずつける無課金兵 - 2013年11月02日の人物2人以上のボケ[13189430] - ボケて(bokete)

(無料ガチャで当てたレア装備を装着する無課金プレイヤー)

 

 

プレイヤー自身のスキルや経験値を高めることで勝ち残る、完全に実力勝負の世界ですね。

トータルプレイ時間に比例してスキルや経験値が上がっていきます。

しかし、トッププレイヤーになるのは困難です。

 

〇 課金プレイヤー

 

イベント終了間際になって駆け込みで課金する人が多いかと思います。

しかし、どうせ課金するのならイベントスタート時点での課金の方が有効です。

というのも、課金によってレベルや戦闘力が上がるのであれば、初期投資することによってイベント期間を通して常に有利な状態で戦えるからです。

 

asahi.com(朝日新聞社):「なぜ悲しい思いを…」 ローマ法王に震災を尋ねた少女 - 東日本大震災

(スーパーレアアイテムをフル装備した重課金プレイヤー)

 

無課金プレイヤーほど無理をしなくても、空いている時間に課金して一気にゲームを進めることが出来ます。

プレイヤー自身のスキルはそれほどなくても、課金によって防御力や戦闘力を高めてカバーできます。

アイテムもガチャを回しているうちに手に入るので、ここ一番というときに勝負に勝ちやすくなります。

しかし、課金していてもなかなかトッププレイヤーにはなれません。

 

 

〇 トッププレイヤー

 

いわゆる「ガチ勢」というのがどこの世界にもいます。

下手な課金プレイヤーよりも課金していて、下手な無課金プレイヤーよりもプレイ時間が長いという強者たちです。

そんな彼らが目指すのはイベントランキング上位です。

一番くじ ドラゴンボール ~悟空VSフリーザ超対決編~ : 一番くじ倶楽部

イベントランキング上位に入ると特典が得られます。

トッププレイヤーだけが入手できる限定アイテムや、次回のイベントに使えるガチャ券や大量のコインなどです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「人生はガチャである(知らんけど)」 ~ガチャラテス 紀元前470年ごろ~

 

 

 

 

 

 


 

 

近畿圏統一入試日(入試解禁日)まであと108日です。

頑張りましょう。

 

 

 

 


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