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5年のうちにやっておきたいこと

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6年生は入試まで残り80日となりましたが、5年生にとってはまだ1年以上先の話です。

5年生というのは中だるみが起きやすい時期でもあります。

小4くらいまでは親の言うとおりに何も考えずにひたすら塾の宿題をやっているのですが、5年生くらいになるとだんだん反抗期に入ってきます。

塾の勉強にも慣れて、成績も安定します。

それが良いか悪いかはともかくとして、変化が少なくなってくるのです。

親としてはもう少し頑張って欲しいとか、危機感がないとか気になり出すとキリがないのですが、それがなかなか子供には伝わりにくい年頃になってくるのです。

 

とは言え、入試まであと1年3ヶ月ほど、新6年生になるまでには3ヶ月しかないわけですからそろそろ考えていかなければなりません。

特に最難関を目指しているのであれば、水面下での勝負はとっくの昔に始まっているのです。

 

【最難関志望】

いわゆる近畿圏の最難関校を狙うのであれば、どこの塾でも偏差値60くらいは必要になるかと思います。

特に志望校が決まっているのであれば、そのA判定偏差値の2ポイントくらい上はとっておきたいものです。

ここで誤解がないように説明しておきますが、公開テストなどの偏差値というのは現時点で自分が母集団のどの位置にいるかを表しています。

それに対して志望校のA判定偏差値は前年度小6の9~12月あたりの平均偏差値で計算されています。

つまり、小6の秋の時点で志望校の偏差値に届いていれば合格可能圏内ということになりますが、今の時点で過去問をやったからといって合格点が取れるということではありません。

 

小6までにその偏差値に届けばいいと考えている人が多い気がします。

確かに理論上はそうなのですが、小6になってから偏差値を上げるのがどんなに困難かを考えたらそんな悠長なことは言ってられませんし、最難関コースの受講資格などを考えると、その時点で資格が取れていなければかなり厳しい状況になるのは間違いありません。

 

もし、志望校の偏差値に届いていないのなら、今すぐに成績を上げる努力を始めていかないと間に合わなくなるのです。

ちなみに小6スタート時のクラス、偏差値がその後どう変化していくのでしょうか?

単純に考えればわかると思いますが、人数がほとんど変動しなければ全体としてはそのまま、つまりほとんどの子がクラスも偏差値も大きく変わることなく受験を迎えます。

もちろん中には頑張って成績を伸ばす子もいますが、その一方で下がる子もいます。

しかし平均は常に偏差値50ですから、全体としてはほとんど変動しないのです。

 

最難関志望であれば6年のスタートの2月から各種イベントもスタートします。

まず、その時点で資格が取れていないとスタートラインに立てません。

彼らはそこから全力疾走を始めますから、差はどんどん開いていくのです。

当然ながらあとから追いつこうと思ったら、彼らより速いスピードで追いかけなければなりません。

なぜわざわざそんな厳しい道を選ぶのでしょうか?

もっと早くスタートしておけばいいのです。

そんなわけで夏休みあたりから頑張り始める人が増えてくるのですが、その結果がちょうど今の時期の成績に表れてきます。

まだ間に合うかもしれません。

頑張ってください。

 

【難関志望】

偏差値40台の学校を目指しているのなら、まだのんびりしていてもいいかもしれませんが、難関でも比較的上位の学校、あるいは同じ学校ても上のコースを目指しているのであれば、最難関に届くくらいのレベルが必要です。

将来的に国立大学に行かせたいと思うのであればまずは最難関を目指して、最終的にとどかなかったとしても、併願校の最上位コースに進学して頑張るくらいの根性が必要です。

 

 

 

 

5年のうちにやっておきたいこと

 

当然、5年生までの内容の総復習です。

カリキュラムはたいていどこの塾でも同じ分野を繰り返し学習するシステムだと思いますが、5年生のときと全く同じことをやるわけではありません。

今までの復習と新しく習うことがあるとしたら、新しく習うことを重点的に教えます。

したがって、今までに習ったことができていないとその単元は苦手単元になってしまうわけです。

下のクラスになると復習が出来ていない子が多くなるので復習にも力を入れますが、その分新しい単元にかける時間が減るので、ちょっと難しい問題は飛ばしてしまうことになります。

それを回避するには少しでも上のクラスからのスタートを目指すしかありません。

上位クラスになると、基本問題はすでに特訓講座などで習得済みという前提でより難易度の高い発展問題の演習や解説が中心の授業となります。

そこでやっていくためには5年までの平常授業+特訓講座の総復習が必要となります。

当然その前に4年の内容がすでに身に付いている前提ですから、それが足りない人は今のうちにやっておいた方がいいということになります。

 

 

ちなみに4年生から今5年で習っている内容までの総復習をしようと思うと、問題を全部解き直すだけで1科目あたり1~2ヶ月はかかるかと思います。

偏差値60以上を目指すのであれば、それを6年スタートまでに2周はしておきたいところですね。

ちなみにトップ層はそれをもっと前の学年からやってきていますから、そこに追いつこうと思ったら、平均的な6年生(つまり偏差値50くらい)よりも勉強していなければならないということですね。

 

先取りは必要かと聞かれることがよくありますが、復習がすべてできているのであればやっておいてもいいのではないかと思います。

市販教材の小6まではすべて終わっているという子はざらにいますので。

 

 

もうこれ以上の勉強は無理、そんなに量は増やせない、という悲鳴が聞こえてきそうです。

それを当たり前のようにやっているのが最難関レベルの子です。

やりたい人は応援しますが、無理にやれとは言いません。

いきなりは無理かもしれませんが、段階を踏んで努力を続ければ決して不可能ではありません。

無理かどうかはみなさんが決めることです。

 

 

 

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