先日、5年までにやっておきたいことというのを書きましたが、じゃあ4年生はどうなのということで、考えてみることにしました。
4年生なら入試まではあと2年もあるわけですが、3ヶ月後には新5年生になります。
一般的に大手塾では5年生から本格的に受験に直結する内容を学習し始めると思います。
だとすれば4年生は何をやっているのでしょうか?
当然、5年からの勉強の準備段階にあるわけですね。
つまり5年からの学習内容を余すところなく吸収していこうと思ったら、4年での学習内容をしっかり定着させておかなければならないということになります。
4年内容といっても、大手塾で習う4年内容と小学校で習う内容とはずいぶん異なります。
小学校に比べたらかなり先取りをしていると考えていいでしょう。
塾に通わずに自宅学習で市販教材の小6まで終わっているのであれば、塾は5年からでも大丈夫だと思います。
ただ、その中でのクラスを上げたいと思うのであれば、今ぐらいから入塾して塾内の成績を取っておいたほうがいいかもしれません。
塾の進度やテストに慣れるのに1~2ヶ月かかるかもしれません。
4年の冬期講習から受講するのであれば内容は4年の復習ですが、あくまでも塾で習った内容の復習ですから、ひょっとしたら小学校では未習の範囲がかなりあるかもしれません。
あらかじめわかっているのなら今のうちに準備しておいた方がいいかもしれませんね。
とにかくスタート時点でついていけないと子供のモチベーションにも関わってきます。
すでに通塾している人であれば、今までに習った内容をしっかり復習しておくことです。
特に公開テストなどの実力テストで偏差値50が取れないという人は、復習が出来ていないか不十分である可能性が考えられます。
今と同じ勉強を続けていっても成績は上がらないと考えた方がいいかもしれません。
6年で下のクラスにいる生徒の多くは、5年のときも、4年のときも同じクラス帯にいた子がほとんどなのです。
そこから抜け出すには勉強の仕方や生活習慣を変える覚悟が必要になります。
5年生の実力テストの出題範囲には4年生で習った範囲全てが含まれています。
それが出来ていなければ当然点数は取れないのです。
まだ4年生だからそこまでやらなくても、と思うかもしれませんが、まだ4年生だからこそ今習っている内容くらいはちゃんとできるようにしておきたいものです。
あとになればなるほど取り返すのが難しくなるものです。
そして、どうせあとでやるのなら今のうちにやってしまったほうが断然有利になることは言うまでもありません。
【最難関を目指すのなら】
最難関を目指すのなら話は全く変わってきます。
6年で最難関レベルの勉強をするためには、6年までに基本内容を習得していなければ話になりません。
そこで大手塾では5年生の間に特訓講座(いわゆる最高レベル特訓など)で6年の先取りと最難関レベルの先取りをしています。
つまり、それをやっていなければ6年スタートでかなり置いていかれるということですね。
では5年のうちに特訓講座を受講しておこうと思うと、受講資格があるわけです。
5年生でも上位にいなければ受講できませんし、受講している子の中で上位に来るのは当然上位クラスの生徒です。
ということは5年スタート時までにその位置に上がっていなければならないのです。
最低限、受講資格が得られるだけの成績を取っていなければなりません。
いつまでに?
5年すたーとまでにです。
つまり4年の間にということです。
今から間に合うのでしょうか?
って、今から始めるんでしょうか?
4年の上位層はすでに4年の特訓講座を受講しています。すでに大きな差がついているかもしれません。
4年の特訓講座では当然、5年で習う基本と5年の特訓講座に繋がる内容を学習しています。
今から追いかけるとなるとかなり全力で頑張って1年くらいかかると思っておいた方がいいかもしれません。
とりあえず今からできることといえば、5年スタートまでに4年内容を2回くらい復習しておけばいいのではないかと思います。
もちろんテキスト全ての問題を全部解き直すのです。
上位層は何をやっているかというと、ひたすら復習だと思います。
3年~4年の現在までに習った内容は何周か復習しているかと思います。
それで余裕のある人はさらにプラスアルファをやっているようです。
市販教材レベルなら6年までやっておいてもいいと思います。
さすがに過去問はまだ早いかもしれませんね。
難関レベルの学校のものならやってもいいと思いますけど。
なるべく苦手教科、苦手分野を作らないことです。
社会について
兵庫県以外の男子校を第一志望もしくは併願校としてかんがえているのなら、4教科やっておいた方がいいと思います。
大阪・奈良・京都の学校を第一志望とする男子、および全ての女子は4教科やっておくべきだと思います。
それは負担が大きすぎる、と今から言っているようではおそらく最難関は無理ではないかと思います。
それを十分こなせるような学習計画、学習習慣を作っていくことが最優先の課題ではないでしょうか。
アメンバー申請について
「いつも読んでます」とメッセージを送ってくださる方には感謝しておりますが、いつも読んでいるという割には申請条件を理解していない方がいるのが残念でなりません。
毎日たくさんの申請が来ているようですが、ただただ残念でなりません。
2週間で自動的に取り下げになるようです。