どうしても時間が足りない、うまくスケジュールが組めない人に究極のスケジューリングの方法を教えます。
1日24時間の中に勉強時間を組み込もうとすると、どうしても時間が足りなく感じてしまいます。
睡眠時間、食事の時間、塾の時間、移動時間、休憩時間、お風呂の時間、などと組んでいくと最後に残った時間が勉強時間ということになるのですが、それがあまりにも少ないのです。
どこかに無駄な時間があるはずなのですが、それに気が付かないのでしょう。
そういう人はスケジュールの立て方を根本から変えてしまった方がいいかもしれません。
例えば3科の人の場合
1日24時間を1時間単位で分けます。
各時刻を3で割って、あまりが0なら算数、1なら国語、2なら理科としてみましょう。
それを1日24時間n振り分けると、
0時 算数
1時 国語
2時 理科
3時 算数
4時 国語
5時 理科
6時 算数
7時 国語
8時 理科
9時 算数
10時 国語
11時 理科
12時 算数
13時 国語
14時 理科
15時 算数
16時 国語
17時 理科
18時 算数
19時 国語
20時 理科
21時 算数
22時 国語
23時 理科
となりました。
これで各科目8時間ずつ、24時間の予定が組めました。
しかし、睡眠時間が必要です。
6時間睡眠なら予定表から6時間の勉強時間を削って寝ることになります。
それで各教科の残りは6時間ずつですね。
8時間睡眠ならさらに2時間削るのですが、どの科目を削るか考えなければなりません。
算数を削りたくなければ国語、理科の時間を睡眠に充てればいいわけですから、それで寝る時間帯が決まります。
つまり、22時に寝て6時に起きるというスケジュールになります。
朝食は起きてすぐに食べたいかもしれませんが、6時台に食べると算数の時間が減ります。
それが嫌なら7時台に国語の時間を少し削って朝食をとればいいということです。
食事の時間が長いほど国語の勉強時間が減ります。
塾が9時からなら、家を出るのは8時台になります。
8時台は理科の時間ですから、それを削って塾に行くことになりますが、電車なら移動中にも勉強できますね。
さすがにテキストを開いて問題を解くのは大変ですから、暗記カードや暗記プリントなどがいいと思います。
それならあまり勉強時間を削らずに塾に行くことができます。
塾の授業中やテストの時間はその科目を勉強することになります。
そうすると科目が偏りますが、1週間単位で考えたら時間のバランスは取れるので気にしなくていいでしょう。
自習時間は予定通りのスケジュールでいいと思います。
塾から帰るときも電車の中ではスケジュール通りの科目をやります。
帰りが遅くなるときは夕食も塾で済ませていると思いますから、家に帰ったらスケジュール通りでいいでしょう。
お風呂に入りたかったら、どの科目の時間帯に入るか考えて調整します。
そうやって予定を立てるとかなり無駄なくスケジュールが組めて、勉強時間は十分に確保できます。
食事、お風呂、移動時間などは勉強時間に組み込んでしまえばいいのです。
宿題や復習をすべてスケジュールの時間通りに行うとなると、かなり時間の使い方を考えなければなりません。
1時間で終わらなければ次の時間に回します。
慣れてくれば空いた時間に休憩や食事をとったり、用事を済ませたりできるようになると思います。
4科の場合は、4で割った余りで分類します。
算国重視型の場合、算2国2理1社1の6で割った余りで分類します。
0算数、1国語、2理科、3算数、4国語、5社会などと組んでみるといいと思います。
どうしても時間のバランスが悪いようならどこかを入れ替えて調整してもいいですが、1日ずつ科目の並びをずらしてもいいと思います。
つまり、2日目は余り1が算数、3日目は余り2が算数というようにするわけです。
とにかく基本は24時間すべて勉強時間と考え、それを削って睡眠時間を作るということですね。
睡眠を削って勉強するのではないのです。
これは社会人なら当たり前の感覚だと思います。
まずは仕事の予定があってそれに合わせて生活を組むわけです。
納期に間に合わなければ寝てる場合ではありません。
緊急の予定が入ればすぐにでも行かなければなりません。
下手をすれば何日も泊まり込むことだってあるかもしれませんし、24時間目が離せない状況なら、わずかな隙を見つけて仮眠をとるという生活もありうるわけです。
将来そのような可能性のある職業を目指そうというのであれば、今のうちからそういう感覚を身につけておいても損はないでしょう。
勉強する時間がない?
冗談でしょう。