最近けっこうマメにジムに通って筋トレをしています。
で、ジムに行くときは今日はこれくらいやろうという目標を立てているのですが、
いざやり始めると途中で急に疲れが出てきて「もう無理~!」という状態になります。
これを「心が折れる」と呼んでいます。
単純に言うと、エネルギーが切れてきた状態ですね。
糖質を使いすぎて低血糖になってくると、倦怠感や疲労感が出てきます。
体が重くてだるくてやる気も力も出ないふらふらの状態です。
※ 個人の感想なのでかなり誇張されています。
いつもそこで終わりにして切り上げるのですが、
着替えて帰る頃には少し回復して元気になっているのです。
で、ふと思ったのです。
これって、塾に通っている生徒でも同じような現象が見られるのです。
例えば計算問題とか難しい問題を1時間くらい解き続けていると、
だんだん疲れてスピードが落ちてきます。
そのうち足し算の繰り上がりや引き算の繰り下がりが出来なくなったりするのです。
思考力が著しく低下し、計算が出来なくなって、ボーっとする状態。
それが「心が折れた」状態です。
文章を読んでいるときに集中力が切れてどこを読んでいるかわからなくなったり、
同じ行を何度も読んでしまうのも同じ現象だと思います。
でも、塾が終わって帰る頃になると回復してきて、いつもの元気を取り戻します。
これって多分エネルギー切れなのではないでしょうか。
血糖値が下がっているのではないかと思います。
30人くらいのクラスで、一斉に計算問題を解かせているとやたらと室温が高くなることがあります。
温度にしたら+1~2℃くらいでしょうか。
冬場だと窓ガラスの曇り方がきつくなります。
恐らく計算することで大量のエネルギーを消費し、熱や水蒸気や二酸化炭素を放出しているのでしょう。
問題はエネルギーが不足してくると「心が折れる」ことです。
今日はここまでやると決めていても、心が折れた状態ではそれ以上一歩も先に進めなくなります。
食後に低血糖になる人も多いらしいです。
甘いものなんかをたくさん食べると血糖値が急上昇し、それを下げるためにインスリンが出てくるのです。
いずれにしても血糖値が下がると心が折れます。
いつもだるいとか疲れたと言っている人は要注意です。
そう考えると、勉強に集中できる時間というのはかなり限られているということです。
最初の1時間くらいがピークで、だんだんペースが落ちてきます。
ですから、計算問題とか難しい問題はなるべく元気なうちにやってしまった方がいいかもしれません。
計算問題で心が折れやすい人は一度にまとめてやらずに、間をあけて少しずつやってみるといいかもしれません。
長時間の勉強に慣れている人はそのコントロールがうまいので、おそらく最も消費の少ないエコモードで淡々と問題を解いていくことができます。
程良いタイミングで糖分補給をしながら5~6時間勉強し続けることができるのです。
そう考えたら、学校の授業時間や休憩時間というのもその辺を考えているのだと思います。
心が折れたら糖分補給です。
しばらく待てば回復します。
ただし、甘いものを食べすぎる人は逆効果かもしれないので、糖質を制限した方がいいかもしれません。