グラフで見るシリーズ最終回は四天王寺です。
神戸女学院は進学実績を公開していないので、いわゆる最難関校はこれで最後ですね。
過去ログは記事一覧をご覧ください。
四天王寺中学校・高等学校
1922年 天王寺高等女学校設立。
1947年 学制改革に伴い、四天王寺中学校(女子校)設立。
1948年 天王寺高等女学校を四天王寺高等学校と改称。
かつては入試が2日間ありましたが、2006年に近畿圏が統一入試となり、洛南が共学化したタイミングで1日入試となりました。
コースは英数・標準から英数Ⅱ・英数Ⅰと変更になり、専願がなくなりました。
洛南志望の女子の併願校として、また、1日入試で受験しやすくなったこともありレベルが一気に上がりました。
その後、英数Ⅱは高いレベルを保っていはいたものの、英数Ⅰのレベルはだんだん落ち着いてきました。
2014年に西大和が共学化するタイミングで医志コースが出来ました。
2021年より英数Ⅱが英数S、英数Ⅰが英数となり、英数専願が復活しました。
それによって英数Sのレベルが上がりました。
医志コース、英数Sコースは洛南、西大和の併願校でもあり最難関レベルですね。
医志コースから英数、英数Sから英数の回し合格はありますが、医志コースから英数Sへの回しはありません。
医志コースは医学部を目指す人に特化しているということですね。
東大・京大の合格者数
2006年までは女子最難関のトップ層は神戸女学院一択でした。
とはいえ、女子は居住エリアに近い学校を選ぶ傾向が強いため、住み分けが出来ていたという感じです。
洛南共学化の1年目は2012年、西大和共学化の1年目は2020年、医志コースの1年目は2020年、高槻共学化の1年目は2023年です。
国公立大学医学部合格者数
国公立大医学部合格者が東大・京大合格者を上回っています。
これは他の最難関男子校・共学校では見られない傾向です。
約半数が近畿圏の国公立大医学部に合格しています。学校推薦型選抜も含みます。
※京大、阪大、神大、滋賀医大、京都府立大、大阪公立大、奈良県立医科大、和歌山県立医科大など
東大理Ⅲ・京大医医合格者数
やはり洛南・西大和にトップ層を取られた感じですね。
四天王寺から医学部を目指すのならやはり医志コースですね。
約40名の募集に対して受験者147名、合格者82名でした。
入学辞退者は洛南・西大和に入学したと思われます。
しかし、大阪在住であればあえて四天王寺を選ぶという人も一定数はいます。
鉄緑会大阪校の在籍者数(2023年4月現在)は205名です。
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