マンションの一室を借りて教室にしているのですが、先日となりの部屋の人がいきなり訪ねてきて、鳩の糞がえらいことになっていると言うのです。
恐る恐るベランダを覗いてみると、ベランダにかなりの鳩の糞が散らばっています。
ベランダに出るのは半年ぶりなのですが、そのときにはなかったのでおそらく最近のことなのでしょう。
どうやらとなりの部屋との間にある壁の上によくとまっているいるようです。
さあ、どうしましょう?
あまり知られていないようですが、実は鳩は「空飛ぶドブネズミ」などと言われ、ゴキブリ、ドブネズミと並ぶ有害な菌を持った動物なのです。
クリプトコッカス症(カビ菌)、トキソプラズマ症(寄生虫)、鳥インフルエンザ症(ウィルス)、ヒストプラズマ症(真菌)、オウム病(クラミジア)などの原因になります。
鳩の糞に含まれているものもあるため、そのまま糞を放置しておくと危険です。
乾燥して粉末になって飛び散ったものを吸いこんだら大変なのです。
というわけで、鳩を何とかしたいものです。
しかし、鳩をむやみに脅かしたり傷つけたり、許可なく駆除したりすると法律に触れるのをご存じでしょうか?
平和の象徴だからではなく、鳥獣保護法という法律があるからなのです。
(愛護動物には指定されていないので動物愛護法は適用されません。)
鳩の巣があっても、もし巣の中に卵があったりしたら勝手に動かしてはならないのです。
ですからそうなる前に手を打たなければなりません。
CDとかをつるすのは全く効き目がないようですし、太陽光が反射して近所迷惑になるだけです。
カラスの置物はカラスが寄ってくるらしいですし、目玉とか磁石とかもあまり効果はないようです。
あとはハトよけのとげとげのやつを置くとか、ベランダに侵入しないようにネットを張るとか、、電気を流す装置を置くとか。
しかし、ここでも問題があります。
マンションのベランダは共有部分なのです。
勝手に荷物を置いている人が多いですが、本当はダメなんですね。
というわけで、鳩対策に何か置こうと思ったら管理会社に言わなければならないのです。
いろいろ調べてみたところわかったことがあります。
鳩は糞のある場所を安全だと認識するらしいということです。
つまり、糞がたくさん落ちているような場所は鳩にとって一番安全な場所ということになります。
それはまずいということで、1日かけてベランダを掃除することにしたのです。
100均でマスク、手袋、除菌スプレー、ブラシ、雑巾、漂白剤、ほうき、チリトリなどを購入。
やれるだけのことはやりました。
あとはとなりの部屋の人がどれだけやるかにかかっています。
しばらくは鳩が来ないように気をつけ、ひたすら鳩に嫌がらせをするしかありません。
今までは全く来なかったんです。
入口側の共有部分はちょうど目の前の電柱がカラスの縄張りになっていて、しょちゅう見張り役のカラスがやってくるので鳩は近づきません。
最近あまりカラスを見なくなったので、その隙にやってくるようになったのでしょうか。
これでダメなら次の手を考えます。