春休みもあっという間に終わりました。
今年めでたく中学に合格された方もそうでない方も入学式を終えて、新しい日々が始まります。
小学校もようやく新学年になりまた新たなスタートの時期です。
ですが、塾はすでに新学年になって早2ヶ月。
さすがにもう慣れたとかいう次元ではないですね。
明日はこの学年になって3回目の公開テストという人も多いかと思います。
3回分の偏差値の平均が出るころには自分の立ち位置もはっきり見えてくるでしょう。
一般論として考えた場合、4月の時点での成績(平均偏差値、平均順位)、クラスがそのまま学年の終わりまで続くと考えていいかと思います。
基本的に母集団が変わらない以上、自分の立ち位置も変化しないということです。
とは言っても、多少のぶれはあります。
毎回のテストで見ると、偏差値5ポイントくらいの上下は平均の範囲内ですが、それによってクラス変動の影響を受けやすい人も存在します。
ちょうどボーダーライン上にいる人はクラス替えのたびに上がったり下がったりを繰り返す場合もあります。
つまり、ここからさらに成績を上げたい、クラスを上げたいと考えるのであれば、今までの2ヶ月と同じペースで勉強していても成績アップは期待できないということです。
(2月から毎回右肩上がりで成績が上がり続けている場合のみ、もう1~2ヶ月様子を見てもいいと思います。)
というわけで、4月は心機一転、もう一度目標を立て直す時期なのです。
成績を維持したいのなら今のペースを落とさず、成績を上げたいのならさらに負荷をかけていく必要があります。
上を目指すのなら春休みが終わってホッとしている場合ではなさそうです。
上を目指すというと山登りをイメージする人が多い気がするのですが、受験というのは山登りとは性質が違います。
山は動かないので登り続けていればいつか必ず頂上につけるわけですが、受験は競争です。
成績を上げるということはすなわち順位を上げるということで、自分より速いペースで前を走っている人に追いつき、追い越さなければならないのです。
当然ペースを上げなければ永遠に追いつけないのです。
今のペースで走り続けていくと前との差はどんどん開いていくのだということに気付かなければなりません。
さしあたって次の目標(チェックポイント)はゴールデンウィークあたりですね。
模試などもいくつかあると思います。
そこで結果を出すために、これからの1ヶ月を頑張らなくてはならないのです。