すでに週刊朝日の記事を読んだ人も多いかと思います。
まずは、ベスト5をお伝えしよう。
1位:灘(兵庫)
2位:筑波大附駒場(東京)
3位:甲陽学院(兵庫)
4位:東大寺学園(奈良)
5位:開成(東京)
まずは、と言っておきながらネットの記事には6位以下が出てこなかったので調べてみました。
6位:栄光学園(神奈川)
7位:広島学院(広島)
8位:聖光学院(神奈川)
9位:麻布(東京)
10位:久留米大附設(福岡)
灘、甲陽、東大寺以外の近畿圏の学校はどうだったのでしょうか?
ついでに愛知県も。
12位:東海(愛知)
17位:西大和学園(奈良)
18位:堀川(京都・公立)
19位:洛南(京都)
ということでした。
それ以外の学校はどうなのか気になるところですが、他の学校はランキング対象外です。
東大合格者数50位までの高校について、東大と京大の合格者総数に15国公立大医学部医学科合格者数の合計を加えた合格率の高い40校を表にした。15大学は、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大、筑波大、千葉大、金沢大、神戸大、鳥取大、岡山大、広島大、横浜市立大、名古屋市立大、大阪市立大。
ということなので、東大合格者ランキング50位内に入っていない学校は対象外なのでした。
もちろん合格実績を公表しない学校も対象外ですね。
「難関大に強い高校はどこだ!」
というタイトルだけ見ていると、この学校は指導力があるとか、面倒見がいいのではないかと勘違いしてしまうかもしれませんが、関係者のコメントを読んでいてもわかるように、ここ最近の医学部人気と、医学部を目指す人がどの高校を目指すかということなのでしょう。
つまり、「難関大に強い生徒が集まる高校はどこだ!」ということなのです。
上位10校のうち9校が私立、上位30校のうち17校が私立で、国立を含む18校が中高一貫です。
ということは、中学入試の時点でどの学校を選ぶかということになるわけです。
トップレベルの学校のいいところは、身近にライバルがいるということです。
東大に行きたければ学年何番以内、医学部なら学年上位から何番以内をキープ、というようにペースが掴みやすいのです。
上位の子が何をやっているか、どこの塾に行っているか、何時間勉強しているかといった情報も入りやすいでしょう。
その学校に入れば合格が保証されているわけでもなく、特別な指導が受けられるわけでもありません。
しかし、全国トップレベルの同級生がすぐ隣にいるわけですから、その子のペースに必死でしがみついていけば、あるいは果敢に勝負を挑んでいけば同じ道を歩めるかもしれないのです。
トップはトップで追いつかれないように、抜かれないように全力で逃げなければなりません。
もし、そういう学校に縁がなかったとしても、そういう塾に行けば同じ顔ぶれが揃っていますから、そこで勝負すればいいのです。
そして、そういう顔ぶれと言うのは現時点では各塾のトップ層に鎮座しているわけですから、今から戦いを挑んでみてはどうでしょうか。
そのうちとか、いつかは、なんて言わずに。