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うなぎ絶滅キャンペーン

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昨日7月20日は土用の丑の日でした。

今年の夏はもう一度8月1日にも土用の丑の日があります。

 

土用とは

立夏、立秋、立冬、立春の直前の約18日間をさします。

太陽黄経が27~45度、117~135度、207~235度、297~315度となる期間です。

ちなみに黄経0度が春分。

 

丑の日とは

古来、日付を干支で表す方法が用いられていました。

十干 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

十二支 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

これらを組み合わせると10と12の最小公倍数である60通りの組み合わせができます。

甲子、乙丑、丙寅……癸亥、の60通り。

それを日付に当てはめると60日周期のカレンダーができあがります。

同様に年を表すのにも用いられていました。

例えば1924年、1984年は甲子の年にあたります。

1924年に兵庫県西宮市に作られた野球場はこの干支をとって甲子園と名づけられました。

 

 

単純に丑の日は12日に1回ありますから、土用の18日間に2回丑の日がある確率は3分の1となります。

今年は7月20日が丑の日で、その12日後の8月1日も丑の日になります。

夏の土用は7月20日(入り)から8月6日(明け)なので土用の丑の日が2回なのです。

 

 

そんな土用の丑の日にうなぎを食べる習慣があります。

平賀源内説というのがあって、売り上げを伸ばしたい鰻屋が平賀源内に相談したところ「土用の丑の日」というキャッチコピーを考えたというものです。

バレンタインデーにチョコを贈るというのと同じようなものです。

 

そんな中で話題になっているのが「うなぎ撲滅キャンペーン」です。

こんなイラストを作った人もいます。

うなぎ撲滅キャンペーンの概要

・1970年ごろから漁獲量が減少し、2013年にニホンウナギが絶滅危惧種に指定された

・漁獲量が前年比1%で価格が高騰

 

というわけで、みんなで土用の丑の日にうなぎをたくさん食べて絶滅させようというものです。

ただちに絶滅するわけではないがそのうち食卓から消える可能性があるということなので、今のうちに食べてしまいましょうということです。

たくさん獲れれば価格も安くなるのでどんどん獲りましょう。

みんなでたくさん食べればそれだけ早く絶滅させることができます。

 

私は残念ながら食べることができませんでした。

興味のある人はあとどれくらいで絶滅させられるか調べてみましょう。

 

 

 

 

【注意】 皮肉とか逆説的比喩が理解できない方からの「うなぎを絶滅させるなんてとんでもない」というクレーム等は一切受け付けません。

 

 

 

 


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