今日(8月11日)は山の日でした。
2016年1月1日に施行された改正祝日法で制定された国民の祝日の一つです。
ハッピーマンデー制度の対象ではないので、今年は土曜日です。
学生・生徒にとっては8月は夏休みの真っ只中ですから、この時期に祝日があっても別に嬉しいわけでもありません。
社会人にとっては11日が祝日、12日が日曜、13日~16日がお盆休みということで今年は6連休になります。
受験生に休みの日なんてありませんから毎日勉強なのですが、せっかくの山の日なので何かないかと考えてみたところ、
ありました!
天王山!
というわけで、今日は「(受験の)天王山の日」なのです。
と、勝手に決めました。
ここから先は山を下っていくだけです。
モチベーションや成績も下がらないように気をつけてください。
さて、この「山の日」ですが、「なぜ8月11日なのか」と文句を言う人も多いようです。
お盆休みとくっつけてくれたら毎年連休が長くなるのに、ということなのでしょう。
「なぜ8月12日じゃなくて11日なのか」
実は理由がありました。
新しく祝日を作るためには国会(衆議院、参議院)に法案が提出されて、賛成多数で可決されなければなりません。
法案を作るのは国会議員の仕事ですから、新しい祝日を作ろうという議員が集まって議員連盟が作られたわけです。
その議員連盟の会議で、まずは「山の日」を制定することが決まります。
それから日付をどうするかでいくつかの案が出てきました。
6月案、海の日と続ける案、お盆前案、日曜日案などの中から、”お盆前案”が採用されたのです。
当初は8月12日を山の日とする案だったのです。
ところが、8月12日は日本航空123便が御巣鷹の尾根に墜落した事故があった日です。
「山の日」はまずいということで、その前日の8月11日にする修正案が出されました。
日本の祝日は祝日法によって決められているため、新たに祝日を増やすためには祝日法の改正が必要です。
2014年に9党の共同で祝日法の改正案が衆議院に提出され賛成多数で可決、その後参議院でも賛成多数で可決、成立したのです。
すでに決まってしまったものなので、今さらになってお盆の後でも良かったのでは?とか、6月で良かったのでは?と簡単に言うわけにはいきません。
日付を変えようと思ったら、また改正法案を提出、賛成多数で可決しなければならないのです。
むしろ8月12日も休みにしてしまって、お盆休みを長期化する案を会社に提出するか、有給休暇を申請する方がいいのではないかと思います。
何度も言いますが、受験生に休みはありません。