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【小4】最難関志望の人が今のうちにやっておくべきこと(※閲覧注意)

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今回は4年生の話です。

※閲覧注意 5年生は読まない方がいいと思います。

 

現4年生も3ヶ月後には新5年生(塾では)になります。

 

大手塾の最難関志望であれば偏差値60くらいは取っておかなければなりませんし、クラスも一番上のクラス帯にいることが理想です。

最レなどといった最難関向けの特訓講座も受講しておかなければなりません。

現時点でそれをクリアしている人は今後もそれを維持しつつ、まだ上にクラスがあるのなら今のうちに上がっておきたいところです。

 

新5年生になると塾生数は増加します。

塾に初めて通う新入塾生の多くは下のクラスに入ります。

したがって、平均より上にいればクラス増加に伴って相対的にクラスが上がる可能性があります。

公開テストなどの得点分布も多少変化します。

現在通塾中の人は全体的に偏差値が上がる可能性があります。

 

しかし、偏差値60を超える最難関レベルとなると、多少の不安材料も出てきます。

転塾生の存在です。

中小の塾から最難関を目指して大手塾に転塾してくる生徒、他の大手塾から転塾してくる生徒が少なからず存在します。

反対にトップ層が消えてしまう塾もあります。

そんなに大勢ではないので一気に順位が下がるということはないのですが、上位1桁~2桁くらいの人にとっては影響が大きい場合もあります。

特に受講資格とかが絡んでくる場合、つまり灘中志望の場合ですね。

でも、灘中志望の場合は6年生になるときの転塾や飛び級戻りの存在が気になります。

 

 

偏差値50台の場合

 

さしあたっての目標

・5年スタートまでに上位クラス帯に入ること

・偏差値60もしくは志望校A判定偏差値を越えること

・特訓講座などの受講資格を取ること、そして受講すること

できれば4年のうちに何とかしておきたいです。

 

現時点で特訓講座等を受講していない場合は、資格があるのなら今からでも受講しておくといいと思います。

4年の授業は残り2ヶ月半くらいですが、そういうレベルに慣れておくこと、勉強のペースを掴んでおくことが重要です。

可能なら4年のスタートからのテキストを購入し、自分でやっておくのがいいと思います。

タイミング的には今から全力でやってもギリギリ間に合わないくらいですが、5年の4月くらいまでに追いつくペースならどうにかなると思います。

 

受講資格がない人は5年スタートのときの受講基準を調べて、それを1月までにとれるように頑張りましょう。

 

 

特訓講座について

 

いわゆる最レなどの特訓講座(塾によって名称やシステムはことなります)というのは、最難関志望であれば受講しておきたい講座です。

特に算数は必須です。

内容的には6年生の先取りで、中学入試においては最難関レベルの基本問題になります。

5年生のうちに6年生内容を先取りしておかないと、6年生で志望校別特訓や最難関向けの講座・イベントのレベルについていけません。

難関志望でも6年生後半になればそのレベルの問題を解くようになるので、決して難し過ぎるということはありません。

 

灘向けの特訓講座のテキストは基本的に灘中の古い過去問が中心になります。

各教室のトップレベルが1ヶ所に集まって互いに競い合うことで意識を高めていくことが目的になります。

したがって、テキストだけどこかで入手して自分でやればいいという問題ではありません。

受講資格を取る、あるいは維持するのもモチベーションになります。

何よりも、ライバルと顔を合わせることに大きな意味があるのです。

新幹線に乗って通ってくる子もいます。

 

さらに全国トップレベルになると、四谷の決勝や算オリの決勝の会場が交流の場になります。

一緒にアメリカに行った人たちはその後も連絡を取り合ったりしているのです。

8年後に東京でクラスメートになるのです。

 

 

偏差値40台の人

 

偏差値40台の人の多くは4年生で入塾、あるいは3年生後半あたりで入塾した人だと思います。

最難関志望であれば偏差値40台であっても目標は一緒です。

まずは、

・少しでも早く偏差値60台に持っていくこと

・少しでも早く最上位クラスに上がること

・少しでも早く特訓講座の受講資格を取り、受講すること

です。

 

そのためには生活習慣の見直しが必要です。

絶対的に勉強時間が不足しています。

何をどう言い訳しても、偏差値60台の人と比べたら圧倒的に勉強量が少ないのです。

このまま続けても差は開く一方です。

4年生で偏差値40台の人の多くは5年生でも偏差値40台のままです。

そして5年生で偏差値40台の人の多くは6年生になっても偏差値40台のままなのです。

それは生まれつきの能力とか家庭の財力にあまり関係なく、ほぼ勉強量で決まります。

 

今から全力で頑張ったら、偏差値5ポイント上げるのに約半年かかります。

そこからさらに5ポイント上げるのにもう半年。

順調に行けば5年生の終わりまでに50台後半で、

6年生の前半くらいまでに偏差値60台に乗せられるかもしれません。

 

そんなの無理?

 

何を言ってるんでしょうか。

偏差値60台の子はそれをずっと続けているんです。

最難関校に行くというのは、そういう子たちに追いつくということなのです。

 

 

 

何をすればいいか?

 

まずは塾のテストで点数を取ることです。

そのために宿題をやり込みます。

目標は各自でクラスアップに必要な点数を計算してください。

そこから逆算すれば必要な勉強時間がわかってきます。

 

公開テストなどの偏差値を上げたければ、出題範囲を復習することです。

4年生で今までに習った範囲が全部解ければ偏差値60は取れるはずです。

 

それを各教科でバランスよく時間配分しなければなりません。

多分、算数の時間だけ2倍くらい必要になります。

 

きついと思うかもしれませんが、現時点で成績が足りていないということは完全に出遅れているということなのです。

今すぐ追いかけないと永久に追いつけないかもしれません。

 

でも、今ならまだ本気を出している子はトップ層の一握りです。

(本気を出している親はもっとたくさんいます)

 

トップを目指している人はトップの人と同じかそれ以上の勉強をするといいと思います。

案外、トップレベルになるとやることがなくなってくる(やり尽くしてしまう)ので、その域まで達すれば互角の勝負ができるようになるかもしれません。

 

 

 

ここまで読んでショックを受けている5年生の方へ

もう間に合わないと思って諦めてしまったらそこで試合終了です。

今、難関志望に変えてしまうと、難関上位校にも届かなくなります。

今からでも半年くらい全力で頑張れば偏差値5ポイントくらいは上げられます。(偏差値60未満の場合)

 

 

 

 


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