近畿圏の統一入試日まで100日を切り、残り日数が2ケタになると1日の短さを感じるようになります。
「今からこんな状態だったら入試が近づいたらどうなるの?」
っていうくらい焦りとストレスでパニックになりそうな人もいるかもしれません。
そういう人は多分来月になってもきっと同じことを言います。
緊張感や不安感は残り日数に反比例します。
しかし、本当のピークは入試前日でも入試当日でもありません。
合格発表の直前なのです。
不安なときは将来のことを考えてみましょう。
中学入試の先に何が待っているでしょうか?
大学受験?
いや、そんな先のことはかえって不安になるのでやめておきましょう。
1年後くらいの姿を想像してみましょう。
希望の中学校に入学し、楽しく通学し、部活を楽しみ、YouTubeを見まくっているであろう中学生活です。
一生懸命勉強しているでしょうか?
遊んでいるでしょうか?
なかなか想像がつきませんよね?
そんなときに参考になるものがあります。
それが今の姿です。
入試100日前くらいの姿が中学入学後の定期試験1週間前くらいの姿だと考えましょう。
毎日ちゃんと勉強しているから大丈夫?
成績が取れないと悩んでいる?
親が言わないと何もしない?
もちろん入学する学校のレベルや教育方針によって大きく変わります。
ですが、今の時点で親から言われなくても自発的に勉強している人は、中学に入ってもそれなりにちゃんとやっていきます。
親がしっかり管理して勉強させているという人は、親がしっかり管理し続けることが出来れば大丈夫です。
親が何を言っても勉強しないという人は、何を言っても無駄でしょう。
流れを変えるなら今しかありません。
今のうちに自分で考えて行動できる人間にしてしまわないと、いつまでも親が面倒を見続けなりません。
どっちみち入試まで親が大変なのは変わりません。
その一方で親がしてやれることは少なくなっていきます。
だったらこの機会に少しずつ自立させていく方向で頑張ってみたらいいのではないでしょうか。
なるべく自分のことは自分でさせる。
どうしたらいいかは先ず自分で考えさせ、自分で決断させる。
親はそれに納得したら許可を出す。
ふだんならそれだけで親子喧嘩になるかもしれませんが、今なら入試という共通の目的があります。
何か反論されても「入試のためだから」でごまかせます。
入試が終わってしまったらそのカードは使えなくなるのです。
有効期限のあるうちに有効活用しましょう。